熱気球が浮かびました。

黒ビニールの熱気球

『8歳までに経験しておきたい科学』という本が日経サイエンスに紹介されていたので買って読んだのですが、その中に紹介されていた黒いビニール袋で作る熱気球を飛ばしていないことに気づいて一昨日急遽作りました。しかし、製作に2時間くらいかかってしまったので飛ばすことはできませんでした。昨日は曇りだったので今日、娘の通う学校の校庭に持っていって飛ばしました。黒ビニール袋20枚では飛ばず40枚にしたら飛んだと書いてあるページがあったので、無理かなと思ったのですが、空気がまだ十分入っていない段階で浮かび上がりました。気温は20度くらいある日だったし、条件が良ければさらに小さくても浮かびそうです。遠くに飛ばないようにひもを結んでいただけで、特に重りは載せていません。(一応3000円の風速計も持って行ったのですが、あまり風の無い日だったので測りませんでした。)
正20面体を作るつもりで作ったのですが、農業用の黒い135cm幅の黒いシートを117cm単位にたたんだ上で、目分量でカットしていったので、予定通りの正20面体というよりは、歪んだ5角柱みたいな感じになりました。135cm幅のシートを23.4m使ったつもりなのでした。いっぱいに膨らませると直径4m弱になるはずですが、途中で浮かんでしまったので、それほどの大きさはありません。(最大限に膨らませてみていないので気づかなかったのですが、やはりどう見ても、正20面体になっていないなあと思ったら、135/sqrt(3)=78cmを単位とすべきところを、135*sqrt(3)/2を単位にしていました。計算めちゃくちゃでした。234cmと出た段階で気づくべきだったのに、1:2:sqrt(3)の1:2を間違ったと思い込んで半分にして済ませていました。)写真を見る限り、135cm×15.6mでも浮いたに違いありません。
とりあえず浮いたので、『8歳までに経験しておきたい科学』としては十分かと思うのですが、自重が580gくらいだったので、面積を2倍にすれば体積が2.8倍になって、400g〜500gくらいの荷物を搭載可能になりそうだなと思っています。そこに、カメラやプロペラを搭載したくなります。
空気を入れるのにかかった時間は5分程度だと思うのですが、これも測っていませんでした。ゆっくり空気を入れている間に中の空気が温まったという気もします。
写真を見ると左の方に扇風機とそれの電源としてのバッテリーとDAコンバーターが小さく写っているはずです。予定していた密閉型の小さなバッテリーが空になっていたので、重いものをカートに載せて持ち運んだのですが、それで、背中が痛くなってしまいました。
今後作るとは思わないのですが、作るとすれば、飛んでいかないように凧のようにひもで引っ張る場合、ひもに引っ張られる部分は円錐状になっているので、上は球状で下は円錐状の気球が良いのではないかと思っています。