プロフェッショナル 仕事の流儀

妻がビデオ録画して切れ端の時間に見ていたのを、オリンピック番組かなにか
見ながら、横目でちらっと見ただけの印象なのですが、
光を使った量子テレポーテーションの古澤明という人怪しくありませんか?

アメリカに留学中の教授とは研究ではなくテニスで親しくなったみたいなことを
言っていたし、教授に対する評価も、常識が無くて適当に実験装置をいじくりまわしている
だけだみたいに馬鹿にしているし、
自分自身の実験装置についても、風が吹いただけで再現できなくなるような
不安定極まりないものであると言っている他方で、億円単位の高価な物なので
追試できる人が限られることを述べているし、
実験系の脆さに比べて、主張する成果が、アインシュタインローゼンパラドックス
の内、有名なアインシュタインだけを引き合いにだして70数年ぶりに実験で
確認されたという説明も妙に虎の衣を借る狐っぽい省略の仕方だし、
量子コンピューティングへ道を開くみたいな予測は飛躍が大きすぎるし。

ノイズの中から精度を高めて意味のあるものを拾い出してくるというのは、
どんな科学でもある局面だとは思うのですが、それを特別なアイデアとか技術
的手腕で実現したのではなく、ノイズの中に見たいものを見出す「病的科学」
によって実現したのではないか? と思ってしまいました。

おっと、ERPだと思っていたら、EPRパラドックスでした。
ポドルスキーの名前を知りませんでした。

光コンピューティングといいつつ、単なる先祖がえりのアナログコンピュータ
だったりする研究も散見するわけで、
文系支配の日本では、国が永久機関の研究に予算をつけてしまう間違いが
多く発生してしいるわけで、これも、その類なのではないでしょうか?
さらに言えば、最近は、科学者の捏造論文関係のニュースが頻発していますし。