ニューヨークの恋人

1876年から現代にタイムスリップしてきた主人公は、エレベーターの発明者ということになっているのですが、
以下のページによれば
http://www.ffortune.net/calen/kinenbi/11/elevator.htm
>1857年 上記オーチスが初の人間用エレベータを開発。
となっているので、フィクションでした。発明家が主人公の映画は多いですが、リアルな発明家は映画の主人公になれないのかな?

というか、エレベーターの発明より、時間の裂け目を計算できる理論を見つけた人の方が、よほど凄いわけで、それに気づいても気にも留めないヒロインの存在がほとんどありえない気がします。エレベーターの発明者という肩書きも、何らかのヒントというよりも、公爵を現在に持ってくるという強引なストーリーのために必要だっただけなのですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF
>1889年 オーティス社は世界で初めての電動エレベータを開発。
エレベーターの発明者である必然性は、電動エレベーターのおかげで高層ビルが可能になったという重要性に敬意を表しているという意味かなあ。
他方、前出のリンクでは、
1880年 ドイツのシーメンスハルスケ社が電動エレベータを開発。
となっていて矛盾していますね。

結核の特効薬でノーベル賞を受賞したワックスマンについてテレビで見ました。最初の論文は3人の共同研究ということになっていたのに、一人の女性研究者は、女性ということで、後の特許契約には参加しないように圧力がかかり、もう一人の男性研究者は、巨額の特許料収入を大学に寄付させられた。その上ノーベル賞はワックスマンが一人で受賞したというようなことになっていました。今検索して知ったのですが、ワックスマンが、高峰譲吉の研究所で働いていた時に職務上の発明扱いで特許権が研究所のものになってしまった体験があったということなのですね。